放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

あれから6年目の3月11日(土)「第51回原発ゼロ」調布集会、調布駅前で

原発事故から6年が経とうとしています。
「もう6年も経ったのだから」「もう安全になったから」と、次々避難解除がされ、復興の名の下に帰還が進められています。
子どもを被ばくから守る為に、区域外から「自主避難」して来た人達や、避難解除区域の人達は、3月末で住宅支援が打ち切られ、未だに4月からの住居が確保されていない方が沢山います。
一般公衆の被ばく限度は、年間1ミリシーベルト
それを、年間20ミロシーベルトの地域へ、「安全」と言って、住民を帰して行く。
放射線管理区域と同等の放射線量の地域に子ども達が生活することを、私達は黙過するわけにはいきません。

原発事故前は100万人に1人か2人だった称に甲状腺ガン。
2017年2月20日に公表された最新の福島県民調査報告書によると、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は、184人になりました。
これは、通常の100倍以上の発症率です。
「スクリーニング検査で、本来見つからない癌まで見つけてしまっただけ」などと言う人もいますが、既に手術済みの子ども達146人中良性は1でした。
放射能の影響は、甲状腺がんだけではありません。
そして、福島だけの問題でもありません。
福島原発の爆発後の、風や雨によって東北から関東全域に放射性物質が降りました。ホットスポットと呼ばれる放射線量の高い地域が東京にもあります。
未だに、福島原発からは放射性物資が出続けており、放射能汚染水の海へ流出も続いています。溶けだした燃料の取出し、安全な保管など、先の見えない状況が続いています。

降ってしまった放射性物質の害がなくなるには、何十年、何百年かかります。
危険な原発の再稼働をやめさせ、原発をなくしていく。これが、子ども達に対しての大人の責任です。

福島原発事故から6年になる3月11日(土)「第51回原発ゼロ」調布集会が調布駅周辺で行われます。
ぜひご参加ください。


日時:2017年3月11日(土)
   10時半〜11時半 
場所:調布駅周辺
  *小雨決行。

原発なくそう」という市民のリレートーク、歌など。鳴り物や横断幕、プラカードなど、思い思いの参加形態で、また、短時間の参加でもOKです。



(増野由美子)