「ふじみ衛生組合三調(さんちょう)だより」より
ごみ処理施設・クリーンプラザで可燃ごみに水銀が混入していたため稼動を停止した、というので
根拠を調べていたら、もっと重要なデータに行き当たりました。
(『クリーンプラザでは4月と5月に可燃ごみに水銀が混入し、一時、自主規制値を超え、焼却炉の
稼働を止める事態が3回ありました。』同じく「ふじみ衛生組合三調だより」より)
「ふじみ衛生組合三調だより」より(リンク先はPDFファイル)
焼却灰等の放射線濃度測定結果 (単位:ベクレル/kg)
年月 項 目 セシウム134 セシウム137 合 計
25年3月 焼却灰(主灰) 14 18 32
飛灰 140 300 440
4月 焼却灰(主灰) 25 41 66
飛灰 160 300 460
5月 焼却灰(主灰) 10 21 31
飛灰 140 270 410
※飛灰とは・・ごみなどを燃やして処理する時に発生する灰のうち、排ガス出口の集塵装置で集めた
煤塵と、ボイラーなどに付いて払い落とされた煤塵の総称。焼却施設の炉の底などから排出される主
灰、いわゆる焼却灰と区別してこう呼ぶ。
(中略)
ごみ処理施設から発生する飛灰は、廃棄物処理法で定める特別管理廃棄物であり、必要な基準を
満たして処理しなくてはならない。重金属の溶出を防ぐためにキレート剤などの処理剤を加えて
固形物にする方法や溶融固化、セメント固化、酸などの溶媒を使って抽出する方法などにより
中間処理を施して処分場に埋め立てる。一方、2011年3月の東日本大震災の時に起きた原発事故
で発生した放射性セシウムが、焼却灰だけでなく飛灰からも検出されている。飛灰に含まれる
放射性セシウムは、水に溶け出しやすいことがわかっている。(環境goo 環境用語集より) (加藤)