放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

山田隆 雑感


1・3・4号機使用済燃料プールおよび共用プールの冷却機能が復旧しました。
停電の原因はいまだに不明だと報じられています。率直に言って抵抗を覚えます。停電の原因でなく、復旧の原因が不明だからです。
復旧までは、別の配電盤を使うとか、消防車を使って注水するとか言っていたのです。なぜ突然にこれまで故障していた配電盤が使用可能に戻ったのか、全くわかりません。
現場の記者には、そこのところに問題意識の行っている人がいるだろうし、東電や規制庁に質問していた記者もいると信じています。ただ、管見の限りではそういう視点での報道はありません。報道機関の上部が記事にしていないのではないかと疑う気持ちを抑えられません。第2次安倍原発推進内閣の影響はそれほどまでに強力なのでしょうか。
さらに、仮設ではなく、正規の配電盤を取り付ける計画を「前倒し!」で実施すると東電は言いました。この言い方はどうしょう。3.11から2年以上が経過しているのです。では、前倒しする前は一体いつ正式の配電盤を設置する計画だったのでしょうか。
この余りにも開けっぴろげの出鱈目さ。また、近々前倒しを訂正して、一転計画「先送り」の東電発表を警戒しなければなりません。

しかも、全国紙の一面はこれを黙殺です。事故継続中に事故の風化が同時進行していると言わざるを得ません。狂気の真只中に私達は置かれているし、これからもずっとそうなのです。