放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

3月10日の定例会報告

◆この2年を振り返って&近況報告より

・福島の子ども3万人検査して、甲状腺癌3人、疑い7人。検査結果をA1,A2,B,Cと分けて、B,Cの人だけ結果を通告。県内では再検査を要望しても断られる。A2判定で嚢胞が2つとされた子ども、県外で検査し12個。県の検査ではエコーを(本来十数分のところ)数秒しかかけていないずさんさ。

・郡山集団疎開裁判で、白血病が出ているが原発とは関係ないとされた。県は、2011年、2012年の血液、尿検査の結果を公表拒否している。

・元双葉町町長は、「検査をきちんとしろ」ではなく、「町民は今も被ばくし続けている、避難させろと言うべき」と言っている。せめてチェルノブイリ法の様に、避難するかしないかを選べるようにすべき。

・子どもの尿検査、半年ごとにやっている。今のところ一番厳しい基準で検査しND。今年も運動会、プールは休ませる。

・今春子どもが幼稚園入園。牛乳は飲ませなくてもよい園を選んだが、みんながチケットで牛乳を引き換えてもらっていたら本人も飲みたがるだろうな。将来的にスポーツをやりたがった時、屋外スポーツはやらせたくないが、そこまで制限することには夫と意見が合わない。

・メーリスを見てるだけで参加できず罪悪感がある。でも会には何らかの形で関わっていたい。外食や出来合いの惣菜を買うことが多くなっていたが、最近また頑張って減らしている。洗濯物はまだ室内干し。
→罪悪感持つ必要ないですよ!やめずに、息長くやっていきましょう。

・小平の三田医院の予約が取れないので、子どもの被ばく検査(血液検査と甲状腺エコー)を、健生会子ども診療所(最寄JR西国立駅)で受けた。所長の大久保先生は「日本中原発があるんだから、各家庭にヨウ素を常備すべき。国は絶対やらないので、昆布や昆布茶を常備すると良い」「万一またヨウ素が降ってくるような事態になったら、10cm四方の昆布を汁ごと飲んで、あとは週2回2cm四方の昆布をとるとヨウ素の被曝は防げる」とのことでした。
東京で子どもの被ばくを心配しているなど、「心配し過ぎ」と言われてしまうので相談すらできない雰囲気がある。大久保先生は不安や質問に丁寧に答えてくれた。(健生会は双葉町の依頼で先日甲状腺エコー検査を実施)
白血球数や好中球数は、風邪をひいていてもすぐ変動するので、検査は体調の良い時に。

◆この間の報告
・2月14日、市長へ要望書を提出しました。回答は3月中。
・3月議会開会前日に全市議会議員に、市長に提出した要望書を添付した手紙を配布、協力を要請をしました。
・今年度は空間線量測定は定点10箇所で隔週測定+子どもの関わる施設で細かい場所の測定1施設×3箇所×2回/年でしたが、来年度は月1回、定点10箇所の測定のみとなります。緊急雇用対策費として国から来ていた予算を使って空間線量測定を外注に出していたが、予算が大幅削減されたため来年度は実施しないとのこと。どんどん測って、高い所は市に報告しましょう。
・2月26日の茶話会:すこやかの張り紙やブログを見たという2人含め計8人が参加。
・ふじみ衛生組合新ごみ処理施設での瓦礫の受け入れはない。(議会での答弁より)
・毎月11日11〜12時、調布駅南口での「脱原発調布行動」、今日は山田がMCで、
原発いらない」「子どもを守ろう」などのコールが好評でした。4/11は増野がMCです。

◆今後の課題
①市議会への陳情:市長からの回答で、良い回答が得られなかったものを6月議会へ提出する。
②現・元調布市民向けアンケート、集め方について4役で確認し次第集め始める。
③平日昼間の茶話会は、ランチ会にするなど子どもの場所見知り対策をしつつ継続していく。
④総会について
・日程→5月中の土日に開催予定。お昼を食べながら会員同士の交流を深める。
⑤毎月11日11〜12時、調布駅南口での「脱原発調布行動」
⑥「みんなの祭りinたづくり」6月7(金)〜9(日)へ参加


◆次回例会 4月14日(日)14〜16:00 会場:あくろす2F(右奥テーブル)
◆次々回は総会