放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

陳情の結果は「趣旨採択」 3月4日(日)は学集会&総会

◆ 陳情は「趣旨採択」。ご協力いただいた皆様に感謝します

2011年12月の調布市議会に提出していた、「放射線による子どもの被曝低減のための対策を求める陳情」は、継続審議となり、本年2月20日に異例の市議会の3委員会合同の連合審査会が開かれ、審査されました。
結果は「趣旨採択」(「採択」は、共産党生活者ネットの議員のみ)。
「陳情の趣旨はわかるが、全ての保育園、学校に測定器を置いて、食べる前に全部測るというのは限られた財源の中で難しい」等の理由で、「趣旨採択」となりました。
陳情書・要望書を提出してから、各党の議員や、副市長、市の担当課長にも、「一気に完璧には行かないので、まずは一歩を踏み出してほしい。調布市として(どれを何台とは言わないから)測定器を買って測定体制を作って欲しい」と、趣旨を説明し、理解していただいていたと思っていたので残念です。

とは言え、誰1人「不採択」とは言わなかった、言えなかったということに、希望を持ちました。

今回の結果は、強制力のない「趣旨採択」でしたが、陳情を出したことで実質的な前進もあったと思っています。
今まで学校長止まりになっていた「お弁当、水筒持参可」という調布市からの指示が、12月22日に、数行ではありますがプリントに載って小学生の全家庭に配布されました。
また、調布市は6月から始めた空間線量の定点測定で、校庭や園庭の中央での空間線量測定しかしていなかったのに、11月末から全ての保育園、幼稚園、学校で、測定して欲しいと申告のあった場所5,6ヶ所の(細かな)測定を開始、その結果、地上5cmで0.23μSv/hを超えた(地上1mでは0.1μSv/hを少し超えた値だった)市内の中学校と保育園、各1ヶ所(いずれも雨どいの下)で除染が行われました。

陳情署名にご協力くださいました皆様、ありがとうございました。

余談ですが、陳情者が議場に(傍聴で)いるのに、議員と担当課職員で、「陳情者はこれこれの主張をしている」などと見当違いな議論がされたりもして、歯がゆい思いをしました。
陳情を提出したお陰で、議会の仕組みや雰囲気の一端や、陳情文の書き方のコツなどが分かったのは収穫でした。

強制力のない趣旨採択。趣旨とは、この場合、陳情した項目を実施する目的・理由のことです。つまり、最大の目的と理由である「子どもの被曝低減」は、市議会において全会一致で採択されたと理解できます。
これからがスタートです。
陳情項目の1つ1つを実現するために頑張ります!

◆ 3月4日(日)初の総会開催!!

3月4日(日) 調布市文化会館たづくり 10F 1002学習室
第1部 13:00〜14:30 学習会
放射線等に関する副読本」の問題点
 講師:山田隆(会代表) ※会員以外の方も参加できます。

  第2部 14:45〜16:00 総会
※まだ会員でない入会を希望する方のご参加、歓迎します。
議案(会則案)をお送りしますので、下記へご連絡ください。
ssh-202-y.mashino@ezweb.ne.jp (増野)