放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

総会報告&次回例会案内

◆「文部科学省放射線等に関する副読本』の安全な読み方」学習会

3月4日(日)、放射能から子どもの未来を守る調布の会の総会を開きました。
前半は、「文部科学省放射線等に関する副読本』の安全な読み方」の学習会。
これまで原子力発電の安全性と優位性を広めるために学校の授業で使われていた副読本、「わくわく原子力ランド」(小学生用)、「チャレンジ原子力ワールド」(中学生用)に代わって、来年度から使用される新しい副読本について、山田代表から報告がありました。
この副読本は、大変多くの問題を含んでいます。
基本的に、放射能は自然界にも存在しているし、それほど危険なものではない。人間の生活に大変役に立っている、という点を強調。放射線の危険性については極力触れない、小さく見せる、という特徴を持っています。
この副読本は、小中高校の授業で使われるとともに、保育園、幼稚園、公民館、図書館等にも配布されることになっており、この副読本によって「放射能は安全、有用。心配することはない」という教育が浸透していけば、子ども達自身が放射能から身を守る知識を身に着けられないばかりか、「子どもを放射能被曝から守りたいと」いう私達は、周囲から「気にし過ぎ」と見られ、温度差は一層激しくなるでしょう。
学習会には、直前の案内にもかかわらず、3人の市議会議員が駆けつけてくれました。

◆総会
総会では、会結成準備からの10ヵ月を振り返りました。
昨年5月に10人弱でスタートしたメーリングリストは、現在60人弱の方が登録。
市長へ要望書を二回提出、懇談を行いました。また、11月に市議会へ陳情を行い、署名は、会員へメーリングリストで送った署名用紙や、保育園の父母会や、ブログを見た人からも沢山寄せられ、累計1200篳を越える署名を提出することができました。陳情は2月に継続審査となり、前例のない3委員会合同審査が行われ、趣旨採択となりました。(3月議会で正式に採決される見込みです)
陳情を出した事で、少しずつではありますが、前進もありました。陳情の内容を少しでも実現できるようこれからも活動していきます。
今後の活動として、紙ベースでの定期的なニュースの発行や、市内の保育園・幼稚園・学校の状況把握、土壌調査など、取り組んで行きたい課題が出されました。

子育てしながらの活動です。仕事や家族の理解度の違い、子どもの人数、経済的な状況…みんなそれぞれ違いますが、「子どもを守りたい」思いは一緒。
その時々で、関われる人が、関われる時に参加をして、息の長い活動を続けて行きましょう。

◆次回定例会
4月8日(日)13:30〜15:30
会場:あくろす(国領駅北口西友2F) 
   市民活動支援センター(左奥テーブル)

*ブログUP遅くなって、ごめんなさい!!
 皆さま、インフルエンザ、セシウム花粉にお気を付けください。
                                          (増野)