放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

測定器の校正について

空間線量計であれ、物質中の放射性物質を検出する検出器であれ、測定器という
名称のものは全て、定期的にその精度を調べ、ずれがあれば調整するのが正確な
測定に欠かせません。
これを校正といいます(原子力関連に限りません。商用使用の秤などは、法律に
より校正が義務付けられています)。

国内メーカー製の線量計で使用期限を記載しているものは、校正しないと精度が
落ちる頃を使用期限と表示している場合がほとんどです。

校正には、校正用の線源を用いて、線源から測定器に放射線を照射します。
校正用線源から発する線量はあらかじめわかっているので、これと測定器の値を
比較して精度を確認、ずれがあれば調整を行います。

上の画像は、校正をしないまま使用し続けていた線量計です。バッテリーが充電
されて「FULL」表示になっても、そこから先の機能に進めず測定不可能です
(ここまでになると、もはや「故障」と呼んでもいいかもしれません)。


(加藤)