放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

10月14日の例会で、瓦礫焼却問題を討議します!

 「瓦礫の広域処理は被災地支援」とばかりに、全国に拡散が始まっています。
 10月に入って、クリーンセンター多摩川(調布に隣接する稲城市)でも被災地瓦礫の焼却が始まりました。
 被災地瓦礫には、放射性物質(調布にはあまり飛んできていないであろう、ストロンチウムプルトニウムなど様々な核種)が含まれている可能性が高く、アスベストなど毒性の高い物質も含まれており(23区の焼却施設ではアスベストが検出されています)、被災地住民の居住空間から一刻も早く撤去されなければならないと思います。
けれども、それを莫大なお金をかけて全国に運び燃やすのは、言語道断。
今までこの問題絵は調布市との意見交換会で、ごみ対策課と短時間の話をしたにとどまっていましたが、遅ればせながら、この問題で行動していきたいと考えています。
 10月14日(日)14〜16:00(たづくり11F)の例会で、瓦礫問題を討議します。

 下記は、会員から事務局に寄せられた不安の声です。

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クリーンセンター多摩川より6キロの小島町に住んでいます。
ホットスポットである千葉県市川市より今年3月に調布市に移転して来ました。市川市にいるときには家族全員気管支の病気を度々発症していました。昨年秋よりマイコプラズマ肺炎にも、二回罹りました。調布市に移転後、こまめに西に保養に出る
ようになって症状は落ち着いてきました。生まれてから3回の入院を経験している息子は、調布に来てからはほとんど発熱することはありませんでした。
以前から、他の地域でがれき焼却後、半径5キロ圏内まで健康被害続出と聞いていましたが、稲城市(クリーンセンター多摩川)で瓦礫が燃やされてから、家族が次々に病気に罹っています。

10月1日、三歳の息子がぜんそく再発、発熱。医者からは「台風の影響」と言われました。しかし、ぜんそくは基本発熱を伴わないのでおかしいと思っていました。
3日まで保育園をお休みし、4、5日と登園。4日にお散歩に出た時のみ、咳をしていたとの報告を受けました。
6日午後より再び39度以上の熱。喉が真っ赤に腫れている。医者にもらった抗生物質や熱さましを飲ませても、3日目である8日現在でも熱が下がらない!
また、私はかねてから常にマスクをして外を歩いており、特に23区内でマスクをしないと気管支炎になってしまう状況です。
多摩地域ではマスクを忘れてもまだ息ができる状態でしたが、10月に入ってからは調布近辺でもマスクをしないと喉がイガイガし、息苦しいです。
 北九州市や東京23区内での瓦礫焼却時に、近隣住民に鼻血・めまい・頭痛・喉の痛み等の健康被害が出ています。(これは噂ではなく、当人から直接聞いた話しです)

同僚に京王稲田堤在住の保育園児を持つお母さんがいるのですが、4歳のお嬢さんが先週、急に気管支ぜんそくになり入院しました。彼女は今まで単発で気管支炎になることはあっても、ぜんそくと診断されることや入院は初めてとのことだそうです。
また、多摩地域在住のさる著名な方のお孫さん(9カ月)も、10月3日ごろから今までになかったような発熱と体調不良に悩まされているとのこと。
10月2日以降、多摩地域の幼児の体調がこんなに揃って悪くなっていることを懸念しています。
瓦礫受け入れ前日にクリーンセンター多摩川に電話し「震災瓦礫には放射性物質のほかにアスベストヒ素などの有害物質が含まれていることが確認されており、世田谷区ではアスベストの影響で一時焼却が停止したことが報道されているが、それに対する対策はなされていますか?」 と質問したところ、「特に何もしていません」との回答でした。
もし近隣地域である調布市民に健康被害が及んだ場合、クリーンセンター多摩川は「責任を取らない」という回答でした。

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 子どもや自分も含め家族の健康状態が不安という方、瓦礫焼却問題でご提案のある方、情報をご存知の方、ご連絡をお待ちしています。
*健康影響、バグフィルターの性能、一緒に活動できそうな団体など多岐にわたる情報をお持ちしています。

10月の例会案内
日時:10月14日14〜16:00
場所:調布市文化会館たづくり11Fみんなの広場
*会員外の参加、飛び入り参加も歓迎いたします。

*災害復興特別交付税10億円(三鷹市5億円、調布5億円)が現在建設中のふじみ衛生組合の新ごみ処理施設建設に使われます。
調布市長も参加している26市長会でも東京都の(女川の瓦礫受け入れの)スキームに参加していくと確認していますので、被災瓦礫を焼却する可能性は極めて高いです。
調布は都内でも比較的放射線量の低い関東地方でも「よりまし」な地域だと思っています。福島県や近隣の被災県から適切に避難が行われた場合、受け入れられる貴重な地域をこれ以上汚染させないようにしたいと思っています。
(増野)