放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

◆運動会シーズン到来!学校での被爆低減提案

 私が子どもの頃、炎天下無帽での朝礼で倒れる子が結構いました。今でも、朝礼などで炎天下無帽で長時間立たされている子ども達をよく見かけます。
 小学校では5月中に運動会が行われますが、運動会の演目によっては無帽のものもあり、炎天下や雨の中での練習など、この時期親としては、放射能を抜きにしても子どものことが心配な毎日です。
 これから運動会に向けて校庭での練習も増えてきます。そこで、前回の定例会では、学校に対して運動会とその練習の中で子ども達の被曝を少しでも低減させる提案をすると決めました。
 遅ればせながら5月8日、以下の提案を市内の全小学校校長宛てに郵送しました。

  <運動会当日及び練習、休み時間等の外遊びの中で>
1、校庭に散水するなどして、砂ぼこりに混じった放射性物質が舞い上がらないように工夫してください。
2、 屋外での活動においては、帽子や、マスクの着用を推奨してください。
3、 屋内に入る際は昇降口で体や靴に付着した埃を払い落とし、教室内に持ち込まないように指導してください。
4、 うがい、手洗い、洗顔などを励行させるよう指導してください。
5、 傷口等からの被曝を防ぐために、怪我のある児童には絆創膏などで傷口が露出しないよう指導してください。
6、 裸足で行う競技などに際して足袋を着用させることを許可するなど、保護者の自主性を尊重してください。

<日常の活動の中で>
教室内には埃と一緒にセシウムなど放射性物質が持ち込まれ、徐々に蓄積して、教室内の放射線量が高くなっていることが予想されます。
1、教室内の放射線量を定期的に測定してください。
2、水拭きをすると線量が下がるということが放射線防護上の実践からわかってきています。
  ぜひ水拭きをこまめにしてください。
3、掃除の時間には、舞い上がった埃を吸引しないようマスクを着用させ、終了後のうがい、手洗いの励行をしてくだ
  さい。
4、清掃など、必要な場合は保護者にも協力を呼びかけてください。

以上。


◆次回例会のお知らせ
 
日時:5月20日(日)14:00〜16:00
会場:市民プラザあくろす2F(市民活動支援センターはばたき)

・いつもの近況報告(園や学校での対応につて、日常での悩みや工夫など)
・昨年11月に市長に提出していた要望書に対する調布市(環境課、学務課、保育課)からの回答について意見交換をします。陳情・要望の内容を少しでも実のあるものとするために、ご意見をお寄せください。
6月に市長、各関係課との懇談会を計画中。
*飛び入り参加、途中参加もOKです!

(増野)