放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

■第5回例会のまとめ
1.参加者の報告から
・電機通信大学の林茂雄教授の話を聞いてきた方の報告
 脱原発については経済のロスになるので、原発は必要である。高レベル放射性廃棄物の問題は、自分は海洋投棄がよいと思うが、フィンランドに最終処分場ができたので、フィンランドに持っていけばいい。
 3月中旬に測定をしましたか? との質問に対して、「測定はしたけれどもデータはない」と答えた。測定機器を貸し出してくれますかと聞くと、「貸すことは不可能であるし、今後もし測定した場合でも電機通信大学で測定したということは、隠しておきたい」と答えた。
―(山田)驚くべき内容。専門家として大変無責任であり、子どもを持つ親として到底信頼できないと思います。

・幼稚園や小学校などでは、総じて危機感や不安がなく、あるいは親によって温度差が激しい。
・その一方で、九州産の梨と栃木産では、九州産の方が圧倒的に売れている。あるいは、1パック500円の九州産の玉子が、どんどん売れていっている。
―(山田)心配や不安を抱えている人は沢山いるものの、周囲との人間関係などを考え、言動や態度に表さない人がかなり多いのではないでしょうか。

2.10月30日学習会について
・時間配分、宣伝や周知活動、各人の役割分担を決定。

3.今後の要望など
・1回目の要望書についての回答として、給食食材の測定を外注に出すということを受けて、会としては引き続き調布市自前の測定器購入と測定室の設置を求めて、署名活動なども視野に入れつつ活動してゆくこととし、あわせて「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」の食品測定所支援に寄付も行っていくことを確認しました。(山田隆)