放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

10月22日は、子ども達を被ばくから守る1票を行使しよう!

米軍ヘリ炎上で放射能検出!

10月11日、沖縄の東村高江に、米軍のヘリコプターが墜落、炎上しました。
民家から300メートル。
在日米軍基地の約8割が集中している沖縄では、米軍による事件、事故が絶えません。
今回ヘリが墜落した高江は、米軍のヘリパッド建設に反対する住民を国が訴え、強引に建設が進められている地域でもあります。
墜落から3日たった14日、米軍ヘリ炎上現場から風下300メートルで当日、放射線ベータ線が検出されたことが判りました。
土壌からもベータ線を出す核種があることが確認されました。(琉球大、矢ケ崎教授)
米側の資料で、墜落したヘリコプターには、ストロンチウム90が使用されていたことが判明。
ヘリの構造はよく分かりませんが、1個当たり約1850万ベクレルのストロンチウムが入った容器が、ヘリの6枚の羽根に取り付けられていたということで、1850万×6=11100万ベクレルのストロンチウム90が空を飛んでいたわけです。
炎上した際、それがどうなったのか?
実は、2004年に沖縄国際大学にヘリが墜落した際にも、ストロンチウム90が入った容器5個が発見され、1個が未回収だったそうです。機体の炎上で気化したか可能性が高いと言われていますが、土壌は米軍が持ち出し、汚染の調査はされていません。
福島原発の事故後、子どもを被ばくから守りたくて沖縄に移住を考えていた人がいました。
「被ばくを避けても、沖縄には米軍基地があって、違った危険があるよ。」と話したことを思い出しますが、米軍の艦船やヘリが、核兵器放射性物質を積んでいる可能性があるわけで、被ばくの危険も大きかったのですね。


事故機は東京にも来ていた!

墜落したヘリは、事故前の8〜9月には、厚木基地〔神奈川県)、三沢基地青森県)、横田基地〔東京都)にも飛んできていたこともわかり、私達の身近で放射性物質を積んだヘリコプターが墜落炎上していた可能性もあったのです。
いえ、これからもあるのです。

沖縄に基地負担を押し付けている政府は同様に、原発事故の責任をとらず、あたかも事故はなかったように、もう終わったように振る舞って、被害者、避難者に精神的、経済的負担と健康被害を強いています。


10月22日、衆議院選挙に行きましょう!

私達が「子ども達を守りたい」と思ったら、どうしても政治を変えなければなりません。
政治に失望している場合ではないのです。
一人ひとりは微々たる力ですが、その思いを諦めずに一票に託しましょう
投票は、比例代表選挙(政党名を書く)と、小選挙区選挙(候補者名を書く)の2票あります。

今回は、会として候補者に質問状など出す時間はありませんでした。
みなさん、選挙公報その他よく吟味して、棄権せずに、ぜひ投票に行きましょう!

今回、最高裁裁判官の国民審査もあります。辞めさせたい裁判官に×を書いて投票します。(〇を書くと無効票)
判断が付かなければ、こちらは棄権するということもできます。

(増野由美子)