(参考までに)市販某茶を測定してもらいました
食物の測定においては、測定値が不明なものの中でも摂取量が多い(多くなる)ものを優先する
のがひとつの方法ですが、これからの時季水分摂取量が多くなるので、例として書いてみます。
市販某茶(雑穀茶?とでも表現すべき、いわゆる「日本茶」ではないもの)を摂取すると
必ず胃腸の調子が悪くなるので、パッケージを変えたついでに原料の配合か生産地でも
変えたかもと思い、Ge半導体検出器を使用する測定機関に検体を送付し測定を依頼しました。
目標検出下限値は1ベクレル/kgに指定しました(それより厳しくすると料金が跳ね上がるため)。
結果は、
ヨウ素131 不検出 (検出下限値0.68ベクレル/kg)
セシウム134 不検出 (検出下限値0.70ベクレル/kg)
セシウム137 不検出 (検出下限値0.80ベクレル/kg)
もっと検出下限値を下げて指定していれば検出されたかもしれませんし、依頼人の体質由来
かもしれません(少なくとも貝アレルギーがあるのはわかっています。しかしお茶には貝
成分は入っていないと思われます)。
このデータを見た後の判断は個人によって違っていて構わないと思います。依頼人自身は、
自分用と家族用の飲料を分けるのが手間なので、製品段階で検出下限値1ベクレル/kgにて
測定、不検出であると公表している社の製品に切り替えました。 (加藤)