放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

給食の献立のタケノコが心配だ!(調布市給食のタケノコ情報)

タケノコの基準値超えのニュースを受けて、
4/11、調布市教育委員会に電話しました。(下記は回答の要約)

・11日、各学校に仕入れたタケノコの産地を報告するよう要請した。
・今回、基準値超えセシウムが検出された物は全て出荷前の物なので、市場に出回っている物は安全と考えている。
・念のため、給食食材を納入している業者に検査を依頼していて、今日結果が届くはずだったが、検査 機関が混んでいるのかまだ届いていない。
・万が一、基準値を超えていたら、使用しないよう各学校に通達する。
・検査結果は(調布市ではなく、食材納入業者が行った検査なので)調布市のHPでは公表できない。
問い合わせてくれれば、業者からの報告を伝えることはできる。
・昨年、乾しいたけと舞茸でセシウムが検出された時は、基準値以下でも使用を中止したが、それは当時500ベクレルと基準値が高すぎたため。
しかし今回は基準が100ベクレルと(かなり厳しい基準値に)なった。
まだ、教育委員会として、基準値を順守していくのかどうか(基準値より厳しくするか)は決まっていない。

とのことでした。

今年度の調布市の予算では、給食食材の放射能検査は
小学校分60万5千円、保育園分26万9千円、合計87万4千円。

今後の検査の頻度など方針は、
・3か月に1回6品目+牛乳
・新米に切り替わる時、各学校の新米検査
・基本的に調布市としては、市場に出回っているものは安全だと思っている。
念のため検査をして安心をしてもらう。
という方針だそうです。

給食食材を全部を測るどころか、年間18品目しか測らないのだから、茸やタケノコ、山菜など、汚染の可能性の高いものは使用をしないでほしいですね。
(移行係数は、別館ブログ参照 http://d.hatena.ne.jp/sfsm/ 2011/12/01の記事)

保育園も、同じような対応かと思いますが、保育課には問い合わせる時間がありませんでした。
どなたか問い合わせましたら、お知らせください。

ブログUPをもたもたしているうちに、タケノコの検査結果が出ました。

給食食材の購入ルートは2つ。
①給食食材を納品している業者(3社)
②地域の八百屋さん(仕入れ元が武蔵野市場なので、どの八百屋でも元は一緒)
検査結果は、
①については、3社が別々の検査機関に依頼したため、検出限界値が、25Bq、10Bq、5Bqとバラバラだったが、3社ともND(不検出)だった。
②検査をしていなかった。4月24日の調布市の検査で検査品目に入れて検査する。

ちなみに、今秋までに給食で使用されたタケノコの産地は、主に中国(輸入)、九州(鹿児島、熊本)、四国(愛媛、徳島)、一部静岡、だそうです。 

今回のことで、学校の栄養士さんと面談しました。
学校栄養士会でも、安全安心な給食の提供のため努力しているようで、測定室を作ってほしいという要望を市に出しているようです。

未曾有の原発事故による放射能漏れが続く中、学校や市の担当者などとも協力して子どもを守っていけるよう知恵と力を出し合いましょう。

給食に関しての問い合わせ先:教育委員会 042-481-7473(給食担当)