放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

陳情は各委員会で継続審議に

本日、調布市議会で開催された委員会で、私達の提出した陳情が審議されました。

陳情は、第1項の「給食からの内部被曝ゼロを目指すこと」が、文教委員会(小学校給食について)、厚生委員会(保育園、幼稚園給食について)に付託され、第2項「給食の安全を保証できるよう、市として必要な放射線測定器を購入すること」と第3項「子ども達の生活、学習活動等における被曝低減の努力をすること」が建設委員会(放射能測定の所管が環境課であるため)に付託されました。

会から6人が傍聴しましたが、子連れでの傍聴は不可という事だったので、最初から最後まで傍聴できたのは1人でしたが、手分けして3つの委員会を傍聴しました。

冒頭、陳情署名が888筆+360筆(印なし)提出されていることが報告されました。
事前に資料を作成して各会派に陳情趣旨を説明したこととともに、1000筆を越える署名が集まったこと、どの委員会にも傍聴者がいたことなどが功を奏し、各委員会とも真剣な討議が行われました。

議員からは、「給食の測定のことなのに、文教や厚生で第2項を議論できないのはおかしい」「修学旅行や臨海学校などの実施を慎重に検討してほしいという第3項が文教で質問できないのは遺憾」「建設委員会では、給食の実態がわからない。これではどんな測定器でどのように測定できるか検討できない」などの意見が続出し、3委員会とも「継続審議」となりました。
「採択」となりませんでしたが、今回陳情を提出したことで、「調布市として放射能問題とどう向き合うのかという方針を議論しないといけない」という機運ができたことは大きな意味があったと思います。

議会の休会中の1月に、各委員会が単独ではなく、従来とは違った何らかの方法で3委員会連携して議論することになりそうです。

継続審議となったので、署名は今後も暫く積み上げていけるそうなので、今後もご協力お願いします。

全体としては、「国の動きを見てではなく、調布市として放射能から子ども達を守るためにどうして行くのかという方針を持たなくてはならない」「子ども達のいのちの問題。お金の問題ではない」という雰囲気があリ心強かったです。
また、「お弁当持参可という教育委員会からの通達が学校長止まりになっているが、全保護者に伝わるようにしてほしい」など何点か、私達の要望してきたことを議員さんが所管の担当者に要望してくださる場面もあり、直接議員を回って訴えたて良かったなと思いました。

とりあえず、ご報告まで。

◆次の例会は今年最後、12月18日(日)13〜16時。場所は決まり次第お知らせします。
(増野)