放射能から子どもの未来を守る調布の会(CCPC)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震により、福島第一原発で未曾有の核災害を起きました。原発の爆発により、広い範囲に放射性物質が飛び散りました。子ども達を放射線被ばくから守りたい。その為に、学び交流していこうという団体です。主に調布に住む保護者がメンバーです。定例会や調布市との懇談の予定や、学集会の企画などをお知らせしていきます。

長友調布市長に要望書を提出。

 会は、26日に市長宛「放射線被曝に関する子どもの生活環境改善についての要望書」を提出し、翌27日に「市長のふれあいトーキング」にて、会員4名が長友調布市長・宮地副市長らに直接意見を伝え、懇談する機会を持つことが出来ました。要望書の主旨は以下の3点です。(なお、「ふれあいトーキング」の内容は議事録が調布市のHPに掲載になります)

■ 要望(改善の提案)
1)汚染された可能性がある地域で生産された食材を保育園、幼稚園、学校の給食に使用しないでください。
 もしくは放射線測定を行い、可能な限り汚染ゼロに近づけるよう努力してください。

2)家庭からのお弁当・水筒等の持参を尊重し、子ども内でも認められるよう先生方に指導してください。

3)子ども達の生活活動環境での被曝を低減するために、子ども達への注意喚起や教育を徹底させるよう現場の職員への指導をしてください。

 事前の心配としては、最悪の事態として、門前払いなどにならぬかと懸念しておりましたが、幸い市長をはじめ行政の対応は比較的良く、要望書に対する回答を文書でする旨を約束し、今後も提言を歓迎するとのことで、ひとまず安心しております。会として、引き続き意見や要望をしていくことは可能であると判断しました。
 ただ、目黒区や他の自治体に対して日本政府は、東大関係者・放射線医学総合研究所の専門家らを派遣して「放射能は安全・安心・心配無用」という主旨の現場教職員への教育・指導がなされていると、東京連合のMLで情報が流れております。このような動きが広がれば、事態は複雑になり、調布市も政府と市民の間で、苦しい立場におかれることも推測されます。

 いずれにしても、こちらは調布市民であると同時に、東京都民でもあり、さらに日本国民でもあるので、市には調布の会で、都には東京連合さんと協力し合って、政府には全国ネットさんと共に、活動し声を上げていきたいと思います。

(山田 隆)

追伸 要望書を提出してくださった会員、「ふれあいトーキング」にご参加くださった会員各位に対しまして、心より敬意を表し感謝いたします。